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M&A基礎知識⑧ ~M&Aと連結会計~

M&A担当の坂井です。

M&Aを積極的に行っている企業では、子会社が増加することでグループ全体の収益がみえづらくなることがあります。
グループ経営をしている場合には、その親会社だけの決算をみていても、グループ全体の収益を把握することはできません。
子会社の決算を通じてそれぞれの数字を把握することは可能ですが、企業グループ全体の数字を把握するためには、「連結財務諸表」を作成することが必要です。

連結会計とは、ざっくりいうと、グループ各社の貸借対照表や損益計算書などの決算書を合算して、グループ会社間の債権債務や取引を消去したものです。
上場会社では有価証券などの開示書類においては、グループの親会社が連結財務諸表を作成して表示することが義務付けられています。
ちなみに、会社法上の大会社(資本金5億円以上又は負債総額200億円以上)でない中小企業では連結決算を行う義務はありません。
ただ、子会社が複数あり、グループ間取引も相応にあるようなグループ企業だと全体の経営を管理するために、独自の判断で連結財務諸表を作成するケースも増えてきています。

中小企業が連結財務表表を作成するメリットとしては、
・グループ全体の経営状況が明確になる
・金融機関や第三者からの信用が上がる といった点があります。
デメリットとしては、
・連結財務諸表の作成に手間がかかる といった点があります。

「グループ経営をしているが、自社で連結財務諸表作成の仕方が分からない」といった場合は弊社にご相談ください。
弊社に在籍している会計のプロである公認会計士が、連結財務諸表作成のお手伝いをします。

また、弊社ではM&Aに関する相談は売り手様・買い手様問わず、無料で受付しております。
「他社からM&Aの提案を受けているが、問題はないだろうか」といったセカンドオピニオンによる意見や企業価値のシミュレーションも可能です。M&Aをご検討の際は、どうぞお気軽にお問合せください。
(お問合せ先:TEL:0155-24-3616 FAS部・坂井)

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