中期計画達成に向けて取り組む経営企画部門の業務遂行を支援

製造卸売業(消費者および生産者向け製品)

【概要】
販売、製造、物流の3つの部門間連携を強化すべく社内に立ち上がった組織である経営企画部門の業務支援を実施した。経営企画部門は、ここ数年、売上が横ばいで、中期計画まで売上を拡大させるため、内部体制の改善に取り組んでいた。

【弊社の果たした役割】
実態調査の上、以下の3つのテーマを提示し、そのテーマに取り組むためのスキームを提示。

①製造リードタイムに一年を要するので中間仕掛が必要。中間仕掛と製品在庫の効率向上の余地はないか。棚卸資産の効率化に責任を持って取り組むのはどの現場部門であるべきか。
②販売エリア拡大に伴う配送物流のコスト低減を図ること。このコスト削減に責任を持てるのはどの現場部門か。
③原料調達、物流手配、および経理処理業務が事業部によって異なり、かつ属人化しつつある。これを内部統制的にも望ましい状態にし、その上で効率化できないか。

上記の３つについて、販売、製造、物流および管理機能を担う部門とその役割を再構築した。その上で、販売計画から製品在庫が出来上がるまでの営業情報の流れ、また、営業情報から生産計画および原材料手配までの業務フローを現状から変更した。さらに経営計画の目標値を新しい役割を担う部門ごとに落とし込み、その目標を追求するマネジメントの進め方を設計した。現在、マネジメントの支援を継続中。